業務の効率化を図るためには、業務の「見える化」が大きなポイント。

業務見える化を進める中で、「タスク管理」という言葉を聞くのではないでしょうか。

タスク(task)は日本語訳で「仕事、作業」。
そこでタスク管理とは、やるべき仕事や作業を、いつから、誰が実行して、いつまでに完了するのかを管理することです。

そのタスク管理するとき便利なのが「タスク管理ツール」。

しかし、一言でタスク管理ツールといっても今では数多くのツールがあり、どれが良いのかサッパリ?となりがち。

そこで今回は、業務「見える化」に欠かせないタスク管理ツールの選び方と、おすすめのツールを厳選して3つご紹介いたします。

▶︎目次

1.タスク管理ツールを選ぶときの2つのポイント

業務の「見える化」は今では多くの企業で推進され、タスク管理が重要な要素になっています。

ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトでタスク管理を行うには、高度な操作技術が必要になるので困難。

業務見える化!タスク管理ツールを選ぶときの2つのポイント

そこで便利なのが「タスク管理ツール」。

現在では数多くの管理ツールがWeb上からダウンロードでき、有料・無料サービスに分かれますが、多くの企業が活用しています。

そのタスク管理ツールを選ぶとき、何を基準に選べばよいのか?

そのポイントとなるのが以下の2つ。

  • 導入方式
  • 備わっている機能

導入方法

タスク管理ツールを導入する方式は一般的に、

  • クラウド方式
  • インストール方式

と、2つの導入方式があり、ポイントはインターネットを利用するか・しないかです。

クラウド方式

クラウドという言葉も近年よく聞きますが、インターネット上に展開されたツールを利用するタイプになります。

インターネットが使える環境ならどこからでも利用可能。

サービス提供サイトに会員登録すれば利用でき、パソコン上で設定を行う必要がないので気軽に始められます。

データはすべてクラウド上に保存されるため、データ共有も可能になります。

インストール方式

こちらは、ソフトを購入もしくはWeb上からダウンロードしたものをパソコンにインストールして利用するタイプです。

インストール後はパソコンのセットアップや設定が必要になり、データはすべてパソコン上に保存されます。
クラウド方式のようにデータを共有しないので、セキュリティ面は安心です。

このように、タスク管理ツールの導入では2つの方式があるので、利用する環境や目的に合わせて選ぶようにしましょう。

初めてタスク管理ツールをご利用になる方は、面倒な設定が不要なのでクラウド方式がおすすめです。

備わっている機能

次に、タスク管理ツールは様々なサイトからサービスが提供され、備わっている機能は当然異なります。

一般的にタスク管理ツールの機能は、

  • タスク(ToDo)管理
  • 工数(作業量)管理
  • 情報共有

と、大きく3つの機能に特化したサイトがあります。

まずは導入するにあたり、どんな目的でタスク管理ツールを使いたいのか明確にして、それに合わせて導入する必要があります。

実施に導入して使い勝手が悪ければ導入した意味がないので、利用目的に合わせて選ぶようにしましょう。

以上、タスク管理ツールを導入する際は、ご紹介した2つのポイントに注意していれば問題ないでしょう。

2.使いやすい!おすすめタスク管理ツール3選

では、どのタスク管理ツールがいいのか?ということで、ここでは数あるタスク管理ツールの中から、使いやすいツールを厳選して3サイトご紹介いたします。

おすすめタスク管理ツール3選!

Trello(トレロ)

初めてタスク管理ツールを導入するという方におすすめなのが「Trello(トレロ)」。使い方がとくかく簡単で利用は無料。

日常業務で頻繁に使う「付箋(ふせん)」を貼ったり剥がしたりする感覚でタスク管理ができます。

「かんばん方式」と呼ばれ、オフィス内のタスク(仕事)の「カード」をパソコン上で作成し、そのカードを付箋のように動かしながらタスクを管理していきます。

利用にあたっては、Googleのアカウントを持っていれば直ぐにでも利用できます。

Wunderlist(ワンダーリスト)

至ってシンプルなタスク(ToDo)管理ツールとして、ビジネスはもちろん、個人のプライベートのスケジュール管理にも活用されています。

パソコン操作が苦手な方でも、操作が簡単なので安心して利用できます。

作成したToDoリストを共有できる機能が備わっているので、部署やプロジェクトチームでの利用がおすすめです。

Jooto (ジョートー)

2名までの登録なら無料で利用できる日本製のタスク管理ツール。

先程紹介した「Trello(トレロ)」と同様に、タスクを記入した付箋やメモを貼っていく「かんばん方式」のイメージでタスク管理ができます。

シンプルなデザインの操作画面で、ドラッグ&ドロップで簡単に進捗管理が可能。

また、生産管理や工程管理によく使われる「ガントチャート機能」も備わっているので、「かんばん方式」とは違った視点で進捗管理ができます。

3.まとめ

近年ビジネスの場では業務の「見える化」が進められ、その中で「タスク管理」が注目されています。

Excelなどを利用して自前でタスク管理を行うには限界があるので、一般的に「タスク管理ツール」が利用されます。

一言でタスク管理ツールといっても種類は多く1つに絞るのは困難なため、導入する方式(クラウドorインストール)および備わっている機能によって選んでいくことが大切です。

今回は、「使いやすさ」に注目しておすすめの3ツールご紹介しましたが、その他にも数多くのタスク管理ツールがありますので、使い勝手の良いツールを選ぶようにしたいですね。